ある一定の時間や場所、教材などのルールを設けたうえで、「さぁ、自由に勉強していいよ。」と、子どもに選択肢を与えると、保護者様からの話や数値化されたテスト結果だけでは見えてこない学習課題が、明確に分かる場合があります。
教材や単元の選び方、集中力の保てる時間など、人それぞれに各々が好むやり方があって、その好みにあったやりかたで学習を始めます。学習スタイルの個性に対して良い悪いという、いわゆる「正解」というのは存在しません。
しかし、学習塾の講師として普遍的にすべての子供に対して指導するべきところはあります。一つは、「なぜ、その単元や教材を選んだのかという根拠や計画をもって、今まさにその学習をしているかどうか。」を、子どもに直接聞くことです。
成績が伸びる子どもは、その「なぜ?」に対して、明確な回答ができます。成績が伸びにくい子どもは、「なぜ?」という質問に対して答えることができません。これを改善することが、自立学習支援の勘所になります。
発展的な指導としては「なぜ?」に対する答えを踏まえて、「何を、どれくらい、いつまでに」という質問にも対応できるように指導ができれば、人間としてかなり高いレベルの能力を獲得したと言えます。私もそういう人間になれるようにします。
文責 塾長 国政
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